
Webライターの仕事に興味があるんだけど、どうやって始めたらいいのかな?
どれくらい稼げるの?
副業が推奨されるとともに、注目を集めている職業がWebライターです。
仕事をするにあたって特別な資格や道具が必要ないため、参入ハードルが低くチャレンジしやすい職業といわれています。
とはいえ、「本当に稼げるのか」「何から始めたらいいのか」など、不安や疑問は尽きないでしょう。
そこで今回は、Webライターの概要とともに収益を得る具体的な方法を紹介します。
本記事でわかること
- Webライターの仕事内容
- Webライターの報酬
- Webライターを始めるための3STEP
- Webライターに向いている人の特徴
ぼくがWebライターを始めたとき、本記事の通りに行動することで収益を得られました

私の実体験から、Webライターは副業したい方におすすめの職業だと断言できます。
Webライターに興味のある方は、本記事をご覧いただき、ぜひ挑戦してみてください!
もくじ
Webライターとは

まずはじめに、Webライターの仕事内容と収入について解説します。
ポイント
- Webライターの仕事内容
- 報酬の計算方法
- Webライターの平均月収
Webライターの仕事内容
Webライターの基本的な仕事は、インターネット上に掲載される記事(文章)を書くことです。
請け負った案件(仕事)ごとのマニュアル・構成・キーワードなどに従って記事を書きます。
ひと口に「インターネット上に掲載される記事」といっても、いろいろな種類がありますので、その代表例をみてみましょう。
Webライターが書く記事の一例
- Webメディア・ブログの記事
- インタビュー記事
- 企業サイトの広告
- メルマガ・DM
案件によっては、記事の構成作成や画像の選定、入稿作業といった+αの業務が求められる場合もあります。
報酬の計算方法
Webライターの報酬は、基本的に歩合制です。
要するに、文章を書いたぶんだけ収入が増えるということです。
報酬の計算方法は、大きく分けて3通りあります。
報酬の計算方法
- 文字数×文字単価(1文字〇円)
- 1記事作成ごとの定価(1記事〇円)
- 時給制(1時間〇円)
上記のなかだと、文字数×文字単価(1文字〇円)で計算されるケースが多いように思います。
文字数×文字単価制のメリットは、書けば書くほど稼げる点です。
「文章を書くのが早い」「長文を効率的に書ける」
こういった方からすると、文字単価での計算方法は有利に働きます。
1記事ごとに報酬が発生する場合、文字単価と同じく書いたぶんだけ稼げます。
たとえ文字数の少ない記事だとしても記事単価さえ高ければ、さほど労力をかけずに高収入を得られるかもしれません。
時給制は、出来高に関係なく業務にかかった時間で給与計算が行われます。
執筆スピードが遅い方からすると、業務時間が長くなったぶん賃金が発生するので安心して仕事に取り組めるでしょう。
例外として、正社員として雇用されるケースもあります。
その際は、一般的な会社員と同じく月給制になります。
報酬の計算方法は案件ごとに異なるので、契約する前にしっかり確認するようにしてください

Webライターの平均月収
株式会社AlbaLinkが実施したアンケートをもとに、Webライターの平均月収を見てみましょう。
>>>株式会社AlbaLink WEBライターのメリット・デメリットに関する意識調査
このアンケートは、現役Weライター109名を対象に行われました。
結果は以下のとおりです。
Webライターの平均月収
- 本業Webライター/27,933円
- 副業Webライター/18,846円

本業で3万円に満たないんだ……
Webライターの収入だけで生計を立てるには、厳しい金額ですね……
このアンケートに回答した本業Webライターの大半が、子育て中の主婦の方だったそうです
Webライターの仕事だけで生計を立てている人、高収入を得ている人もいますのでご安心ください

とはいえ、Webライターとしての実績がなければ、高単価の案件を得にくいのも事実です。
実績を積んで稼げる算段が立つまでは、副業でWebライターの仕事をやるのがよいと思います。
Webライターを始めるための3ステップ

本項では、Webライターを始めるのに必要な準備を3ステップで解説します。
Webライターを始める3ステップ
- 必要なものを揃える
- スキルを身につける
- 案件を獲得する
順番に解説していきます。
STEP①必要なものを揃える
Webライターは、ほかの業種と比較すると必要な道具は少ないといわれています。
最低限必要なものは、次の3つです。
最低限必要なもの
- パソコン
- インターネット環境
- Googleアカウント
パソコンにスペックの高さは求めません。
GoogleドキュメントかWordで、文字が打ち込めればひとまずOKです。
インターネット環境も、最低限で構いません。
Webライターはインターネット検索で情報を得ることが多いので、「Googleで検索する」「YouTubeで動画を観る」といったことができれば問題ないでしょう。
Googleアカウントは無料でつくれるので、まだアカウントをお持ちでない方は、これを機に作ることをおすすめします。
上記にくわえて、以下のものがあると業務の効率化が図れます。
あると便利なもの
- デュアルモニター
- 自身のブログ(Wordpressがおすすめ)
必須ではありませんが、一度使うと手放せなくなりますよ!

デュアルモニターは、パソコンを複数画面で操作できるようにするアイテムです。
これさえあれば、デュアルモニターに資料を表示しつつパソコン画面で執筆することが可能です。
2画面で作業することで、業務効率がぐっとあがります。
ブログは、ポートフォリオとして活躍します。
ポートフォリオは、「私はこういう記事を書けますよ」とクライアントに伝えるためのサンプルです。
クライアントの立場からすれば、そのWebライターがどんな記事を書くのか依頼する前に知っておきたいものです。
実際、ポートフォリオの有無によって、採用率は大きく変わります。
なお、ブログを開設するならWordpress(ワードプレス)がおすすめです。
大抵のクライアントは、Wordpressを利用してサイトを運営しています。
そのため、WebライターがWordPressの使い方をあらかじめ知っていれば、入稿作業といった執筆以外の業務も請け負えるようになります。
WordPressを使うには毎月1,000円程度のコストがかかるので、費用をかけたくない方はアメブロやnoteなどの無料ブログでもOKです

STEP②スキルと知識を身につける
道具と環境が揃ったら、仕事に必要なスキル・知識を身につけていきましょう。
学習期間の目安は、1か月程度で十分です。
勉強ばかりしていてもキリがないので、実践のなかでスキルを磨くくらいの感覚でいたほうがよいと思います

Webライターが最低限身につけておきたいスキル・知識として、以下の3つが挙げられます。
身につけたいスキル・知識
- ライターとしての心がまえ
- Webライティング
- SEO
ライターの心がまえ……といっても、特別なものではありません。
約束を守る、報連相(報告・連絡・相談)を徹底する、この程度のものです。
前提として、クライアントとの約束や納期は必ず守りましょう。
また、業務中にトラブルが発生した、あるいはわからないことがあるときは、自己判断をせず即時クライアントに相談しなければなりません。
クライアントへの報連相を徹底していれば、トラブルが起きたとしても大事に至ることは少なくなります。
Webライティングに必要な知識は、以下の書籍を読めば十分だと思います。
ここで紹介する書籍は、多くのライターさんもおすすめしている名著です!

Webライティングと併せて勉強しておきたいのが、SEOです。
SEO(Search Engine Optimization)とは検索エンジン最適化を意味する用語であり、Googleの検索結果で上位に表示させるための施策を指します。
Webライターの請け負う案件では、基本的にSEOに適したライティングが求められます。
SEOを学ぶなら、書籍「10年使えるSEOの基本」がおすすめです。
STEP③案件(仕事)を見つける
①と②の準備を終えたら、さっそく案件に応募してみましょう。
案件を獲得する定番の方法は、次の3つです。
案件の獲得方法
- クラウドソーシング
- 直接営業
- 知人からの紹介
Webライターとして実績がない方は、クラウドソーシングから始めてみるのがおすすめです。
クラウドソーシングとは、インターネットを介して業務の受注・発注ができる仲介サービスのことです。
受発注に際して手数料がかかるため収益性はあまりよくありませんが、初心者歓迎の案件が多く、ほかの方法と比べて仕事を得やすい傾向にあります。
クラウドソーシングのなかでも、クラウドワークスとランサーズが人気です
登録は無料ですし案件数も多いので、とりあえずこの2つを使っておけば問題ないと思います

クラウドソーシングで何件か仕事をしたら、直接営業に挑戦してみましょう。
直接営業は、TwitterやWebメディアから直接クライアントに自分を売り込む方法です。
クラウドソーシングで得た評価やポートフォリオを提示して、自身の強みをアピールします。
直接営業ならクラウドソーシングのように仲介手数料を支払う必要がないので、収益性がよくなります。
案件を紹介してくれそうな知人やライター仲間がいる場合は、そういった方に仕事を紹介してもらう方法も有効です。
Webライターに向いてる人の特徴

Webライターは参入障壁の低い職業ですが、誰でも簡単に稼げるわけではありません。
では一体、どういった人がWebライターに向いているのでしょうか?
一般的に、以下の特徴に該当するような方がWebライターに向いているといわれています。
Webライターに向いてる人の特徴
- 普段から本を読んでいる
- 地道な作業が苦にならない
- 他者の気持ちを想像できる
- 向上心がある
Webライターにとって文章からの情報収集が必要不可欠であり、本やWeb上の記事を読む機会が非常に多くなります。
そのため、普段から本を読む習慣がある方のほうが、ストレスなく業務に打ち込める可能性が高いわけです。
また、Webライターの仕事は地道な作業の繰り返しです。
何時間もパソコンに向かって、執筆をつづけることになります。
こういった作業が苦にならなければ、それはWebライターに向いているといえるでしょう。
他者の気持ちを想像できることも、Webライターに不可欠な要素です。
「クライアントが求めることは何か」「この言い回しで読者は理解できるか」など、他者の気持ちを想像するシーンはたくさんあります。
最後に、どの業種にもいえることですが、Webライターにとって向上心は欠かせません。
やるからには一流を目指しましょう。
ライティングスキルは書いたぶんだけ成長します。
向上心をもって業務に臨めば、成長スピードは加速していくはずです。

Webライターに才能やセンスは必要ですか?
当然、人によって向き不向きはありますが、小説家のような文才は必要ありません
Webライターの書く文章には型があるので、特別な才能やセンスがなくても大丈夫です

Webライターに求められるのは、読者に正確な情報をわかりやすく伝える文章です。
読者をドキドキさせるような演出は必要ありません。
PREP法やPASONAの法則など、Webライティングの基礎となる型を覚えさえすれば、特別な才能やセンスは不要です。
Webライターの収入を増やす方法

Webライターとしてステップアップする際は、次の3点を意識しましょう。
Webライターの収入を増やす方法
- 執筆スピードを速くする
- 高単価案件を獲得する
- 仕事の幅を広げる
執筆スピードは、収入に直結する要素です。
Webライターの報酬は、基本的に文字数×文字単価で計算されます。
そのため、高品質な記事を書けるとしても、執筆に時間をかけたぶんだけ時間単価が下がってしまいます。
まずは、1時間1,000文字を目指してみてください。
高品質な記事を短時間で書ける、これが最強ってことですね

執筆スピードの向上と併せて、単価アップも狙っていきたいところです。
同じクライアントから継続依頼を請けている場合は、文字単価を上げるための交渉をすることになります。
自身のクオリティや貢献度を交渉材料にして、適宜クライアントに相談してみましょう。
また、別の高単価案件に応募することも大切です。
仕事に慣れてきたら、ディレクター(ライターの取りまとめ役)など、ライター以外のポジションに挑戦するのも一案です。
業務の幅が広がるだけでなく、報酬が増える可能性があります。
Webライターのメリット・デメリット


Webライターの始め方はわかったけど、この仕事をするメリット・デメリットがあれば知りたいです
Webライターは始めやすい職業ではありますが、以下のようなメリット・デメリットがありますね

メリット | デメリット |
---|---|
副業として始めやすい 得意を活かせる スキルが身につく | 時給単価が低い 継続的なスキルアップを求められる |
それぞれ、詳しく見てみましょう。
Webライターのメリット
Webライターが得られるメリットは、この3つです。
Webライターのメリット
- 副業として始めやすい(副収入が得られる)
- 得意を活かせる
- スキルが身につく
Webライターは、副業として始めやすい仕事です。
前述した通り、最低限の機能を備えたパソコンと通信環境さえあればよいので、初期費用はほとんどかかりません。
ちょっとしたスキマ時間に仕事を勧められるのも、副業に向いている理由です。
通勤途中にスマホでリサーチを済ませておき帰宅してから一気に執筆する、なんて仕事の進め方もできますね

請け負う案件のテーマ次第では、ご自身の得意を活かせるかもしれません。
たとえば、個人投資家の方が自身の経験を元に記事を書くといった具合です。
得意な分野が思い浮かばなかったとしても、自分が興味のあるジャンルを勉強の一環として進めることもできます。
ライター業で培ったスキルは、実生活でも活きてきます。
メール・LINE・SNSの投稿など、普段の生活のなかで文章を書くシーンは意外と多いものです。
Webライターの仕事をこなすうち、日常のなかで書く文章のクオリティも向上していきます。
読みやすく整った文章を書けることで、人生がより良い方向に向かう可能性もあるわけです。
Webライターのデメリット
残念ながら、以下のようなデメリットもあります。
Webライターのデメリット
- 時給単価が低い
- 継続的なスキルアップが必要
Webライターの請け負う仕事には、低単価案件が多いのが実情です。
クラウドソーシングを見てみれば、1文字0.5円以下の案件も少なくありません。
また業務に慣れるまでは、執筆に費やす時間も長くなりがちです。
時給換算すれば、近所のコンビニでバイトしたほうが稼げるなんてケースも珍しくありません

始めたばかりだと案件が獲得できない、できたとしても単価が低すぎて稼げない……こんな状況に陥ることもあります。
Webライターで稼げるようになるには、自身のスキルを磨いて地道に単価を上げていく必要があるわけです。
まとめ

今回は、Webライターの始め方を3STEPで紹介しました。
本記事でわかること
- Webライターの仕事内容
- Webライターの報酬
- Webライターを始めるための3STEP
- Webライターに向いている人の特徴
Webライターは、副業としても人気の高い職業です。
仕事をするにあたって特別な道具やスキルは必要なく、参入障壁が低いといわれています。
文章を書く仕事ですが、小説家のような文才は必要ありません。
「副業で稼ぎたい」「フリーランスとして働きたい」
こういった考えをお持ちの方に、Webライターはおすすめの職業です。
Webライターの仕事に興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。